上あごか下あごか?インプラントを支える骨は十分に存在するか?骨の移植を行ったか?噛み合わせの状態はいいか?などでインプラントをとりまく環境が変わりますので、一概には言えません。

また生活習慣病の有無や身体的な状態、個人差などでも異なります。過去の統計から見ると、下あごは5年以上機能しているインプラントが97%、10年以上は90%で、上あごはこれより少し下回ります。インプラントは虫歯にはなりませんが、その他は天然歯とよく似ています。インプラントを長く保たせるためには、プラークコントロールなど患者さん自身の口腔衛生管理が大切になります。必ず歯科医院で定期検診を受け、歯ぐきの炎症の有無、噛み合わせのチェックを受けることが重要です。
さらに心構えとしては、何歳まで保つか?ではなく、患者さん自身の生涯保たせようとする努力が大切になります。